2014年11月10日 16:10
11月5日、ダマスカス東部のカブン地区のアル・ハヤット小学校が攻撃され、子ども11人が死亡し、多数が負傷した。
本件は、紛争4年目となったシリアで、子どもたちが払い続けている痛ましい犠牲を改めて訴えている。ユニセフ・シリア事務所代表ハナア・シンガーによる声明である。
カブン地区への襲撃は、学校や教師、児童を狙った一連の無差別攻撃のなかで、最も新しいものだ。2014年初めから9月末までの間だけでも、シリアにおける国連機関は、このような攻撃が少なくとも35件発生し、子ども105人が死亡、子ども293人が負傷したことを確認している。
ユニセフは改めて、紛争に関わるすべての勢力には、子どもと学校、そのほかの民間施設を紛争から守る義務があり、その責務を果たすことを求める。学校は、子どもたちが死や負傷の心配なく、安心して学べる場でなくてはならない。紛争に関わるすべての勢力には、国際法上また人道法上、子どもを特別に保護する明確な責務がある。