2014年11月12日 11:29
11月7日にコンサルティングサービスを展開するタワーズワトソンが実施した国際プーリングに関する最新のサーベイ結果によると、従業員向けの福利厚生保険についてグローバルベースで積極的に管理している多国籍企業は、平均で6.1%の国際配当を得ていることが明らかになった。
このサーベイでは、多国籍企業151社から入手した753の国際プーリング報告書の分析を行った。これらの保険料総額は24億米ドルにのぼる。分析対象とした国際プーリングの3分の2近く(64%)で国際配当が支払われていたことが判明した。中でも、トップクラスの実績をあげている国際プーリングの国際配当率は非常に高く、4分の1以上(28%)の国際プーリングが10%を超える配当率をあげていた。
このサーベイでは、国ごとにパフォーマンスが大きく異なることも明らかになった。インドネシアとチェコの保険料に対する国際配当の割合はそれぞれ36%と33%であった。