2014年09月16日 16:59

フリークアウトは、フリークアウトが提供するプライベートDMP(*1)「MOTHER」に、新たにビーコンを活用したO2O施策を支援する機能を追加し、一部広告主向けに提供を開始した。

これまで、広告主は店舗や主催するイベント会場などで、ユーザのデータを取得し、プライベートDMPに取り込むことは困難とされていた

今回の機能追加により、広告主は、フリークアウトが提供している専用のSDK(*2)を広告主のスマートフォンアプリに導入し、ビーコンを店舗やイベント会場などに設置することで、その場所に来たユーザの中で、プライバシーポリシーに同意しているユーザのデータのみを対象にし、リアルタイムにプライベートDMPに送信し蓄積することが可能となった。プライベートDMP上で、このデータとオンラインで取得したオーディエンスデータを掛け合わせて分析し、店舗に来店したユーザのECサイトでの購入率などを把握することで、それぞれのタッチポイントの貢献度を可視化する。

さらにプライベートDMP上に蓄積されたオーディエンスデータは、フリークアウトが提供するDSP「FreakOut」(*3)やSNS広告配信プラットフォームなどで活用することができ、店舗やイベント会場を訪れたユーザに対して、即座にオンライン上でディスプレイ広告を配信するなど、新しいコミュニケーションシナリオを実現することが可能となる。

「補足説明」
*1 プライベートDMPとは:
自社で取得しているデータを蓄積・分析・活用が可能なDMPを指す。

*2 SDKとは:
あるシステムに対応したソフトウェアを開発するために必要なプログラムやドキュメントなどをまとめたパッケージを指す。

*3 DSP「FreakOut」とは:
DSPとは膨大な広告枠在庫の中から、発生した広告表示機会 (=インプレッション) が広告主にとってどれくらい有益かをリアルタイムに判断し、接触しているオーディエンスによって適切な価格で入札することで、適正な価格で広告主にとって必要なインプレッションだけを買い付け、広告主(購入者)の広告効果を最大化するプラットフォームである。DSP「FreakOut」は、2010年より国内初のDSPとして展開しており、ブランド認知促進から販売促進までさまざまな目的に活用できる。