2014年12月22日 17:25

河村電器産業は、11 月、トラッキング火災を未然に防ぐ世界初の検出回路を搭載したコンセント「プレトラックコンセント」を臨済宗大本山 建仁寺に寄贈した。

河村電器産業は1919 年の創業から電気の設備器具をつくるメーカーとして「電気の安全・安心」をテーマに、ものづくりをしてきた。その中でコンセント周りの安全に着目し、世界初のトラッキング現象検出技術を搭載した「プレトラックコンセント」を開発。このコンセントを建仁寺に設置することで、「日本の貴重な文化財を電気火災から守り未来に残したい」と今回の寄贈にいたった。

近年、電気火災の8%がコンセント付近から発生するトラッキング火災といわれて、店舗や住宅におけるコンセント周りの安全は、配電器具メーカーにとって大きな課題となっていた。

今後は重要文化財の「建仁寺の方丈」を電気火災による被害から守るため、プレトラックコンセント、分電盤への避雷器・感震リレーの設置を進めていく予定だ。

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