IHIと伊藤忠商事株式会社(以下、伊藤忠)は、今回、アルジェリアの炭化水素公社であるソナトラック社(SONATRACH)から、2007年に共同で受注した、年産300万トンのLPG(液化石油ガス)プラントの増設工事(第三期工事)が完成したことを発表した。
今回の工事範囲は、アルジェリア南部のガス田から産出したLPG原料の貯蔵用球形タンク、プロパン・ブタンの分離・液化トレイン、製品であるプロパン・ブタン貯蔵用タンク、その他様々な付帯設備を含む受注金額約1,200億円の、設計・調達・輸送・土木工事・据付工事・試運転を含めたフルターンキーのEPC契約となっている。
ちなみに、建設サイトは、アルジェリア西方のアルズー工業地帯にあるソナトラック社のLPGプラント。
同案件は、1984年に第一期工事として年産400万トンのプラントが完成した後、1998年に第二期工事として年産200万トンの増設工事を完了、今回の第三期工事として年産300万トンの増設工事の完成により、年産合計900万トンの世界最大のLPGプラントとなった。両社は、第一期工事から一貫して本LPGプラントの建設を担当してきた。
また、両社は、これまでにもアルジェリアで多くの工事実績があり、最近では、2006年にアルジェリア初の海水淡水化・発電プラントを完工した他、2007年にLNGプラント用ボイラ4基を納入、2008年には老朽化したLPGプラントの改造工事を完成させている。
EPC契約とは、Engineering(設計)、Procurement(調達)、Construction(建設)を含む、プロジェクトの建設工事請負契約のこと。プロジェクト事業会社と建設工事請負会社との間で結ばれる主要な契約を意味する。
国としての資源外交では、他国に後れをとる日本だが、民間の技術協力は将来のためにも怠ることはできない。
IHIリリース