2016年09月30日 16:58

10月1日に新学期を迎えるシリア北部のアレッポでは、地中貫通爆弾(バンカーバスター)の激しい攻撃により地下教室の閉鎖を余儀なくされ、学齢期の子どもおよそ10万人が、教育を受けられないだけでなく命を脅かされている。

地中貫通爆弾は軍事施設を破壊するために開発された兵器で、地中に貫通してから爆発し、クレーターと破壊を引き起こす。長引く紛争の中で地下に避難して爆撃を逃れてきた多くの一般市民が犠牲になり、戦争犯罪に問われる行為とされている。アレッポ東部だけで、過去5日間に300人の子どもが死傷している。

アレッポで13の学校を支援するセーブ・ザ・チルドレンは、過去2年の間に地下に教室を移して授業を行ってきた。それでも過去3ヶ月間で、支援する学校のスタッフ7人、生徒5人が紛争の犠牲になった。