2016年03月17日 08:45

フィリピン・マニラの「路上の子どもたち」によって設立された協同組合「カリエ」は、約4年間の社会起業トレーニングを経て、3月15日より「Kalye Cafe(カリエカフェ)」をグランドオープンした。

フィリピンの「路上の子どもたち」は25万人以上に及び、90%以上が家庭内暴力の被害者。子どもたちは物乞いや、靴磨き、廃品回収、売春や危険な労働、軽犯罪等により、1日50~100ペソ(約100~200円)ほどの稼ぎを得ている。その収入で薬物やシンナーに手を染めるものも多い。

路上の子どもが抱えている課題を、子どもたちが中心となって解決してくため、フィリピン初の試みである、路上の子どもたちの協同組合「カリエ」が設立された。路上の子どもたちが危険な労働をせず、収入を得て、生計を立てて行けるように、社会起業の活動を行っている。カリエは、現地語で「路上」の意味。

フィリピンの開発プロジェクトNPOアイキャンは、マンスリーパートナーを募集している。