2016年01月21日 11:14

京都大学のCenter of Innovation(COI)とパナソニックは共同で研究開発を行い、離れたところから非接触で心拍数および心拍間隔を高精度に計測できる生体情報センシング技術を開発した。

本技術は高感度なスペクトラム拡散ミリ波レーダー技術と、特徴点ベースの心拍推定アルゴリズムによって、心電計相当の精度で心拍間隔をリアルタイムに計測することができる。これにより、利用者が測定時にストレスを感じることのない、カジュアルな生体情報センシングが可能となった。

現状の多くのセンサーは身体に接触・装着する必要があり、測定時にストレスを感じさせないカジュアルな生体情報センシングが強く求められていた。京大とパナソニックは、高感度なスペクトラム拡散レーダーをセンサーとして用い、独自の信号処理技術を組み合わせることによって、心電計と同程度の高感度な心拍/心拍間隔測定に取り組んできた。