2015年12月11日 13:52

ユニセフ(国連児童基金)は、気候変動に対する世界の意欲的な行動を求めている。

COP21に先立ちユニセフが発表した報告書「Unless we act now – The impact of climate change on children (今行動しなければ:気候変動による子どもたちへの影響)」では、気候変動がより多くの干ばつや洪水、熱波、その他の厳しい気候条件を引き起こし、子どもたちが命を落とす主因となる栄養不良やマラリア、下痢などの蔓延に寄与していると指摘。洪水の発生頻度が極めて高い地域で暮らしている5億3000万人の子どもたちが、気候変動による極めて高い脅威に晒されていると警鐘を鳴らしている。

ユニセフ事務局長のアンソニー・レークは、COP21のイベントで「今日の子どもたち、特に最も不利な立場にある子どもたちの未来が、危機に瀕している。」と述べた。