2015年12月10日 16:08

今年8月の発売以降、各メディアで絶賛され続々と重版が決まっている柚月裕子著「孤狼の血」(KADOKAWA刊)。年末のエンタメ小説ランキングの上位にも入り、さらに話題沸騰中だ。

本作は「このミステリーがすごい!2016年版」(宝島社刊)国内編で3位、「本の雑誌が選ぶ2015年度ベスト10」で2位に選ばれている。昭和63年の広島を舞台に、新米刑事の日岡秀一と、暴力団との癒着が噂されるマル暴刑事・大上が、さまざまなドラマを繰り広げる。価格は1,700円(税別)。

著者の柚月裕子は1968年、岩手県生まれ。山形県在住。2008年に「臨床真理」で第7回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞し、デビューした。丁寧な筆致で人間の機微を描きだす、今もっとも注目されるミステリ作家の一人だ。