2015年03月16日 10:27

ロッテはこの度、歯磨き剤などに使用される「メタリン酸ナトリウム」を配合したガムのホワイトニング効果を試験管試験で確認した。

外因性の歯の着色の大部分は、コーヒーなどの食品中に含まれるポリフェノールなどの着色物質が歯の表面に付着することによって起こる。

本研究ではステイン除去効果の研究が進んでいるリン酸ナトリウム類やガム成分を加えて作製したチューインガム製品の抽出液を用い、相互作用などを検証。

その結果、メタリン酸ナトリウム配合ガム抽出液は対照ガム抽出液よりも高いステイン除去効果を示すことが明らかになった。さらにガムに使われる甘味料である糖アルコール(キシリトール・マルチトール)はステイン除去効果に影響を与えないが、酸味料(クエン酸)は効果を阻害することがわかった。

研究結果は、3月発行の東京歯科大学学会誌、歯科学報第115巻第1号誌上で発表予定。